テレビ関連の家電製品でRD-S300 という装置があるらしい。ハードディスク・レコーダー機能などが付いているのだとか。
基本的にすべてをパソコンでしか考えないので、そういう製品には疎い。が、修理依頼が来たのでサクっと調べると、さほど難しいこともないようなので、やってみることにした。
RD-S300 を修理してみた
分解
本体を開けたところ。見慣れたハードディスクとディスク・ドライブが見える。
ハードディスク
今回は触らないが、300G のハードディスクが搭載されているらしい。Seagate 製SATA 接続3.5 インチ・ハードディスク・ドライブST3300820SCE だった。
チラッと調べた限りだと、一般向けではなくハードディスク・レコーダーに多く搭載されているらしいことから、レコーダー向けの製品なのかもしれない。
光学ドライブ
今回の修理対象は光学ドライブ部分。話を聞いた限りでは、レーザーが出ないか、レーザー出力部を動作させるための駆動に問題があるのだろうと推測した。
なので、交換するのだけれど、ディスク・ドライブは、今になっては中古で入手することがメインとなるだろうPATA接続だった。
基板とPATA コネクタを接続するコネクタ。
搭載されたドライブを取り出してみると、SW-9576-E で、ファームウェアは MC29 だった。前面は、一般的なパソコンのパーツからフェイスを取り外したような格好になっていた。こういった製品ではよくあるパターンだ。
換装
てなわけで、適当に転がっていたLGの6SA-4163B のフェイスを取り外して換装した。大きさも同じ程度で、電源も古いタイプだから、調度良い。
取り外したフェイス。
動作テスト
動作テストしてみたが、特に問題は無いようだ。ドライブの上を這いまわる配線をテープで固定しなおし、ドライブにくっついていたクッションも付け替える。
所要時間は90分ほどだった。そのほとんどが動作テスト(書き込みテストと再生テスト)だったから、修理自体はすぐに終わったと思う。
お約束だけれど、”真似しないでね”。
続き
(追記:2012/10/21)
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