ファミリーコンピュータから音声を取り出してみる。様々な方法があるようだけれど、今回は至極単純な方法を採用した。
配線、ハンダ付け
上の写真では黒がGND、白がSOUから取り出したもの。
今回採用した方法では、特段に難しい作業をせずに音声信号を取り出せる。
音声出力はRCA 端子にした。
RCA 端子の内側に白を、外側に黒を結線する。
ケース加工
電源LED取り付け時と同様に、ケース加工を行いRCA 端子を取り付ける。
実はこの作業が意外に難しかったりする。RCA は左右にねじりながら着脱するから、しっかりと取り付けておかないと音声ケーブルとRCA 端子が空回りしてしまう。そしてその作業がやりにくい構造になっている。
面倒なときはスーパーウェポン「アロンアルファ」でも良いかもしれないが・・。
音声信号とステレオ化
今回の写真では、(次回記載する)映像と音声が各1端子の構成。テレビ側がモノラルだったし、加工が面倒だったというのも理由のひとつ。
もし、今回の手順で(なんちゃって)ステレオ化したいなら幾つかの方法がある。
そのままコピーする
本体側でコピー
今回の音声信号がLch だとして、全く同じ配線をもう1つ増やせばそれをRch として使うことができる。
この利点はステレオスピーカーを搭載したテレビで、片方からしか音がでない問題を解決する。左右同じ音声信号になるが、片方からしか聞こえないことにくらべたらマシだろう。
デメリットは本体側の加工難易度が上がるといったところか。
ケーブルでコピー
上のデメリットを解消した方法がこちら。世の中には端子やケーブルが腐るほどある。そのなかに、モノラル入力の音声を分配してLch Rch にしてくれるものがある。これを利用すると最低限のハンダ付けで対応できる。
デメリットとしてはケーブルの入手しやすさや価格だろうか。ただし、ケーブルの場合は、ファミリーコンピュータでの使用意外にも使い回しが可能。
擬似ステレオ化を行う
基板内ではLch Rch が別々に処理されていて、出力の時にモノラルになるように設計されているのがファミリーコンピュータらしい。そこで、基板から左右の信号を取得する方法もある。今回はこの方法に触れないが、やってみたいと思っているのでその時は記事を更新する。
作業参考写真
ファミリーコンピュータ基板上のSOU端子から信号をいただく。
完成するとこのようになる。端子を何処に配置するかの自由も電子工作の面白さであるが、今回この方法を採用したのは「元箱に収納できる」から。あとは、まぁこの位置が配線的に簡単だと思ったから。
→ 続く
主要パーツリスト
- RCA 端子
お約束
真似しないでね。