「RD-S300 を修理してみた」で修理完了したかに思えたのだけれど、動作チェックしてもらったところ、「ディスクが挿入された状態で起動するとER7051 になる」という問題があるようだ。ちなみに、ER7051 は、ディスクが挿入された状態で起動するとエラーになるコードのようだ。
その後の調査では、「ディスクが挿入された状態」よりも、起動処理中に本体がドライブと通信しようとした時に、ドライブは電源投入により挿入されたディスクのチェックを行っている。この時、”ちょっと待って”と返答するだろうけれど、本体はそれが気に入らない様子だった。本体が期待する状態にないとER7051 とするようだ。
乱暴に言うと”相性の問題”で片付けられるかもしれない。この相性の問題は本体のファームウェアのバージョンによっても変わるそうだ。アップデートによって使えるようになったり使えなくなったりするらしい。
というわけで、魂に火がついた(?)ので、これらの問題が発生しないドライブを調査することにした。
ファームウェアVer.3
DVR-111LF
DVSM-XL516FB に採用されていたドライブ。書き込み時に問題が発生した。書き込みのための回転待ちを本体が正しく処理できないか、ドライブ側が回転速度を決めかねているように見受けられた。
プログラムを書くこともある人間からすれば、「ディスクにエラーが発生したため、中止しました」というのは、コードとしての意味は理解できる。しかし、ディスクには何ら問題がないので、虚偽の報告をしている事になる。
GSA-4082B
書き込み可能だが、ER7051 が表示された。
GSA-4163B
書き込み可能だが、ER7051 が表示された。
GSA-H40N
ディスクを認識できるが、ER7051 が表示された。
SW-9585-C
ドライブの開閉等に問題ないが、「ディスク無し」になってしまう。
ファームウェア更新
初期状態でファームウェアの自動更新が有効になっているようだが、本体を調べたところ無効化されていた。おそらく持ち主がわざわざ設定を変更したのだろう。それはつまり強い意志を持っているということだ。
しかし、ミッションを達成するためにファームウェアを更新することにした。もちろんファームウェア更新で状況が良くなる保証もなく、情報によればかえって悪化する場合もあるというから掛けだ。
→ 続く
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