さて、Xbox360 ってのを買ってみたわけで、電源も入れた(が、未だにゲームソフトを持っていなかったりするわけだけれどw)
で、やっぱり気になったコントローラー。
どうにか単三電池を探し出してねじ込んでみたけれど、認識しない。
調べるとコントローラーの俗称シイタケを押すことでコントローラーの電源を入れることができるようだ。だが、刹那に光るも消灯し、参考にした文献に有るような「無線未接続状態」にも該当しない。使う前から面白い問題に遭遇したのは興味深い。
ゲームソフトも持っていないし、だから、まだやりたいソフトを開始してもない。怒り狂うわけでもなくパニックになるわけでもなく、面白い問題として取り扱うことができるってもんだ。
というわけで、先日使ってから出番の無かったデジタルなテスターを引っ張りだしてきて計測してみると、0.00V 。ってことは、電池系でよくある電池ホルダーの接触不良かな?と思ったけれど、そうでもないらしい。
覗きこむと、電池ボックス下部(離脱スイッチ近く)に一般的な電池ボックス同様、2本の単三電池のプラスとマイナスを接続するための金属があった。
だが、更に良く見ると、電池ボックスに別の接点があり、これが押し込まれている時にだけプラスとマイナスが接続される。そして、コントローラー本体の同じ位置を見ると突起がある。
つまり、本体に装着しないとプラスとマイナスが通電しないように設計されているというわけだ。
さすが訴訟大国・・。
でも、たかが電池って馬鹿にできない事は、電子工作関連で素人ながらすでに学習している。仮に電池が装填された状態でショート(口に入れるとか?) させると、たかが1.5V の電池だけれど数十アンペアが流れることもある。だから、感電や発熱(爆発ってのはあるのか?)を考えれば当然だけと見逃しがちな安全設計と言える。
まぁ、そんなわけで、通電していることはわかった。ではなぜ期待した動作しないのか。マニュアルにトラブルシュートとして記載されているわけでもなく、ウェブサイトをそれなりのキーワードで探してみても見当違いと思われるアドバイスしかない。
さて、用意した単三電池はラジオに使っていたものを抜き取った。ラジオや時計はエコなもので、あまり電力を必要としない。ゆえに、使い終わった電池を流用するターゲットになる(それを知らないと捨ててしまうだけなのだろうけど)。
テスターに表示されている通り、1.5V の単三電池を2本直列に使用する場合、3.0V が正しい。しかし、消耗して1.868V しか無いことがわかる。
ラジオ動いてるしコントローラーくらい動くだろという安易な考えで暫く悩む。
悩んだ結果、確かオプションで、Xbox360 本体とコントローラーを有線ケーブルで繋ぐ方法があったハズ。それが一番リスクが少ないような気がする。
ってことで探してみると、有線は有線コントローラー、ケーブルはバッテリー付きという要らないものばかり販売されていた。
ここで冷静にリスクを考えてみる。
速攻で購入するのは構わないが、そもそも給電を受け付けないとか呈したらバッテリーが無駄になる。かといって有線コントローラーはバッテリー+ケーブルより割高。まして基本ゲームやらないし、売られているのは有名ゲーム対応というホント心底要らないものばかり。
さらに考えてみる。
パソコンではUSB ケーブルってのがあって、iPhone やケータイの充電ができるものもある。が、中には通信ができるものもある。
これが問題で、とてもわかりにくい表記になっている。はっきりと「充電ケーブル」もしくは「通信ケーブル」と書かれていれば良いのだが、Xbox360 のバッテリーなコントローラーは「バッテリーが切れても安心。充電しながらプレイできる」などと書かれている。
これが問題で、給電中は有線コントローラーとして動作するのか、それとも給電しつつ無線コントローラーとしてのりようを継続できるのかがわからない。
もし、後者だとするとコントローラーの無線部が壊れていた場合には致命的な損失ってしまう。
出し惜しみをする気はないし、それがなきゃ始まらないのだから買う。買うんだけど、意味のない買い物ってのは御免被りたい。
(まぁ頭の中には適当なパーツで直接給電するように組んでしまえというささやきもあったのだけれどね)
ここで、はっとしてみる。
当たり前の人には当たり前のこと。
でも忘れているとハマる。
初心忘れるべからず。
”電圧低くね?”
・・・。
ってことで、そこらじゅう引っ掻き回してようやく1本の単三電池を発見した。測定するとコイツは1.33V もあるスグレモノ!
これまで使っていたものもは「1.02V」と「1.03V」。あれ?増えてないか?そういえば古くなった電池をこすると復活するぜという話もあったな・・。
まぁそういうわけであとは言わずもがな。
- 0.xxV + 0.xxV = 1.686V = 動作しない
- 1.02V + 1.03V = 2.06V = 動作した
- 1.33V + 1.03V = 2.37V = 動作した
- 1.33V + 1.02V = 2.35V = 動作した
ということで、3.0V を期待して動作し、2.0V 程度以下になると動作しないことが発見された(マニュアルに書いとけよ・・)。
ってことで、瞬間ピカっと光るそれは、「電池切れだぉ」っていう表示だったのかもしれないし、起動しようとして落ちたのかもしれない(んだからマニュアルに書いとけよ・・)。
そんなことで数日費やしたのでした・・。
# 友人が言うには電池切れも頻繁らしいから「eneloop 電池スペーサー付充電器セット」が1つあると各方面に使えて良いかもね
あ、新旧電池の混合使用ってのは禁止されているから真似しないでね。